私は、2025年11月10日に会社へ診断書を提出し、その日から休職へ入った。
丁度この頃は、プロ野球選手の戦力外通告やその選手たちの移籍先、FA権行使など選手たちの移動に注目が集まり始める時期だった。
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故障者リスト入り+自由契約
ふと野球選手と自分を照らし合わせたとき、私は「元居た部署や会社へ復帰することを望みつつも、別の環境を選ぶかもしれない。また、日常を取り戻す。その為にも心身を回復させるために休職へ。これって故障者リスト入り+自由契約と同じではないか」と思ったのだ。
私は、会社に対して自分から休職する旨を伝えた。
うつ病で休職前後の私は、
・仕事のことを考えると呼吸が荒くなり、動悸がする
・睡眠中に目が覚めることが多くなった
・運動しようと思っても力が湧いてこない
・電車内の話し声がよりうるさく感じ、甘い匂いが不快に感じた
・何もやろうと思えない、無気力な状態
・自殺願望が出てくる
・多少の負荷がかかると、涙が出てくるし、過呼吸にもなる
・人と目を合わせて会話ができない
・歩いている最中は、下を向いたまま
といった状態だった。
仕事が手につかないし、プライベートだってまともに送れない。
仕事に関しては最終的に、職場で上司へ口調を荒く会話し、過呼吸になり、救護室へ運ばれ、これが決め手となり休職へ入ることにした。
休職していると、ただただ時間や体力、お金などを消費していくだけ。
心が故障してしまった分、回復させるために休まないといけない。
そして、いずれは復職するのだが、元居た会社へ戻るのか、それとも新天地へ向かうのか、それは今は全く考えていない。ただ、どちらかを希望することにはなるだろう。
復帰するためにはどうするのか
復帰するには、自分自身を変えていかなければいけないと思う。
元の自分に戻ろうとしても、元の自分でうつ病になり、休職しているわけなので、新たな自分になるべく変化させていく必要があるのではないか。
まさに、このショート動画で話されていることと同じ。
今後は、改めて今のようにメンタル壊して、休職することは避けたいので自分自身を変えていく必要がある。
自分自身を変える必要があると考える中で、影響を受けたものがある。
①樺沢紫苑先生 動画『うつ病を再発させないための3ヶ条』
うつ病を再発させないために、
a)エネルギーの無駄遣いをしない
⇒実力の50~70%のエネルギーを活用する。
b)生活習慣を整える
⇒緩急をつけた生活へ
c)自己洞察力を高める
⇒自分の調子を判断する
が大事とのこと。
私は、その時の勢いで一生懸命やってしまうし、プライベートにおいて時間があれば勉強や副業へひたすら時間を注いでいた。
「力を緩める」ことができない自分だった。
自分の調子を大きく崩さないためにも、この3つは今後実践する必要があると考えている。
②上林誠知選手を紹介した動画
プロ野球の上林選手は、2023年に戦力外通告を受けた。
戦力外通告を受けた後の自主トレの内容になる。
これを観たときに、
・その年にケガをしたことから、怪我をしない体づくりへ
・打撃フォームや筋力などをイチから作り直す
そんな取り組みに今の自分と同じだと感じた。
上林選手は、戦力外通告を受けてしまうが、それまで活躍した選手になる。
そんな選手でも、戦力外通告をキッカケにしたからかわからないが、イチから自分を作り直すことを知り、「私も同じように自分を作り直さないといけない」と感じたのだ。
③本からの学び:自分の感性を大事にする
私は、最近、三宅香帆さん著書『考察する若者たち』と児玉歩さん著書『割に合わないことをやりなさい』を読んだ。
自分が必要だと思ったことをやったり、自分の心の針が指したことを実践してみたりすることが人生を充実させるのではないか、と問いをいただいた。
私は、成果や正解を求めて、色々な人の考えを聞いてしまうところがある。
それはそれで良いのだが、もっと無駄なことだったり、自分の五感に従った自分の考えや行動を積み重ねたほうが良いのではないかと感じている。
もちろん、これは例えば好きなものを好きなくらい食べる、やりたいことにお金を使い続ける、ということではなく、
・自分に合う環境や心地よさを選ぶ
・他人の意見を受け止めつつ、自分の軸で判断する
・感性を整える工夫(休息・環境調整)をする
といったことになる。
世間の正解や最適解ではなく、自分なりの正解や最適解を選んでいくということに。
これを実践するためにも、
・試行錯誤する
・仮説と検証、フィードバックを繰り返す
といった行動する・経験を積むことへのハードルを下げるような考えを持つことが大事だと考えている。
最後に:とりあえずやってみる
私は、自分が変化することに苦手意識を持ったり、1つやり始めたらそれを継続しなくてはいけないと考えたり、さらには行動する前に上手くできるか否かを考えてしまったりする。
そういった意識や思考は、今後の自分にとって新たな自分になることを阻むことになりかねない。
今回の経験を今後の新たな自分につなげるべく、「とりあえずやってみる」精神を大事にしていきたい。
