業種・業界未経験の私が中途採用として入社して心掛けていたこと

私は、今の会社には業種・業界未経験で入社した。

中途採用であっても、未経験ということもあり、入社して1年ほどは、

・会社を知る
・会社のビジネスを知る
・会社に変化をもたらせるよう分析を覚える
・生産性を上げるために効率良く業務を進める

というのを心掛けていた。

しかし、業務を進める中であると思いが軸となっていることが沸々と感じてきた。

 

「貢献したい」というのが主だった

まさにこれ。承認欲求と言われるものなのかもしれないが、「貢献したい」という思いが軸だった。

そのため、新しいことを教わったり、業務の進め方でご指摘があったりしても、「会社(部署)」や「個人」のことを考え、説明できるように「今この場で質問することはないか?」みたいなことを考えていた。

「自分が満足すれば良い」というよりは、「自分が他の人を満足させるにはどうしたら良いか」というのを潜在的に意識してしまっていたと思う。

そして、上司の評価も全く気にしなくなる。

 

「中途採用」を意識し続けた結果、「今自分ができることをやる」を軸に取り組んだ

入社当初、経理部長さんより「”新入社員”ではないからね。」みたいなことを言われた。
(※”新入社員”ではなく、”新卒”の間違いかも・・・)

また、私自身も意識高い系の情報に触れていたり、意識高い系の社会人コミュニティに属していたこともあり、「1日でも活躍したい、活躍しないといけない」、「教わってばかりではなく、貢献(価値提供)しなきゃ!」、「”採用してよかった”と思われたい」といった前向きというか、意識高い系の思考を持って張り切っていた。

さらに、中途採用だからこそ、それまでの経験を活かしていく必要があるし、それを求められているとも思っていた。

 

そして、今年の4月末ごろより先輩の業務を引き継ぐことになった。

その際に、マニュアルはあるものの、それは全体の1割程度であり、ほとんど先輩の頭の中に集約されており、それを口頭だったり、実践を通じて引き継ぎを受けていた。

しかも、マニュアルだってマニュアル通りにやろうと思っても抜け漏れあるし、日本語の意味がわからないところだってあった。

そこで私は、「今後自分が誰かを教えたり、自分が休んでしまったりした際に業務負荷を減らせるようマニュアルを作ろう」と考えた。

中途採用+業界・業種未経験の自分だからこそ、できることだった。

 

 

分析などは少しずつ覚えれば良い

私は、会計分野の中の”管理会計”という経理を担当していた。

管理会計は、分析して会社の問題点を見つけたりするのが役割になる。

その為、本来は、私も分析をやらないといけない。
(分析対象:変動費の中でも特に材料比率、原価差異など)

しかし、経理部としての自分だからこそ解決できる課題を見つけたため、私は本来の役割は二の次にしていた。

いわゆる”できなことをできるようにする(自己成長)”というのは、今の私の立場からすれば、課題解決に向けて取り組みつつも、空いた時間でやれれば良い、そう思っていたし、そういうものだと考えていた。

ちなみに、このような考えを持っていることは、誰にも言っていないので恐らく上司は知らない。

 

上司からの評価はメチャクチャ低い(笑)

休職前に上司と人事評価面談を実施した。

いくつか項目があり、5点満点で評価されていく。

私は、どの項目も2or3だった。

積極性だったり、課題解決だったり、提案だったり、そう言ったことができていないと言われた。

そして、トータルの評価は、上司の私に対する思いを込めて3にしてくださった。

 

分析の話にも触れられられた。

その頃、同僚が休んでしまい、私が同僚の仕事をやることになった。

しかし、分析は、先輩から教わっているものの私は日頃からやっていない分、時間がかかるため、他の業務に支障を来たしたり、他の部署の方たちへご迷惑をかけてしまうと考え、上司に分析をやって欲しいと依頼した。

その時には、「自分のためにやった方がいいよ!」と不貞腐られながら言われた。

また、面談の時には、「分析は”面倒臭いからやらないと思うけど”、計算ロジックがわかるようになるからやった方が良いよ」と言われた。

管理会計のメイン業務である分析は、私だってできるようになりたいし、そのことで会社のことを知れるし、数字の成り立ちを理解できるし、高校時代にやっていたマネージャーの頃から分析というのをできるようになりたい、と考えていた。

私がどんな思いで日頃から業務に取り掛かり、なぜ分析をやらないのか、というのを話していないから、こう言った事態になるのだが、この時に学んだことがある。

 

 

「人から評価されることをやる」これがコミュニケーションになる

私は、今まで私の目線で必要だと思ったことをやってきた。

ただ、それだとどうしても話が噛み合わない。ところどころコミュニケーションを取れば良いと思うが、基本的に人(私の部署)は、相手のことを知ろうとしないし、どこか”効率の良さ”を求めたコミュニケーションを取ろうとする。

だからこそ、どんなコミュニケーションを取れば良いのか、わからないことが多々ある。

 

そうであったとしても、自分の働きやし環境を整えるのであれば、誰もが見えることをやる・自分のチームの役割を自分もやる、といった上司たちが好みそうなことをやることで、コミュニケーションが成り立つ気がするのだ。

 

最後に:何を軸に仕事をするのかは難しい

会社組織で働く以上は、上司から評価され、そしてその評価が月々の給料へ反映されていく。

評価者は、上司になり、上司から気に入られることが自分の収入や業務内容へ跳ね返ってくる。

その為、上司とのコミュニケーションは必要に。

しかし、実際に業務にあたる中で、自分が部署や会社などの課題だと思うことは潰したい。

多少、上司が言っていることとは異なること、必要だと思っていないことでも私は、どうしてもやりたくなる人間だ。

マニュアル作りは、「自分が(自分だからこそ)できること」という目線で取り組んだが、その時の自分の能力や経験では解決できない課題だって出てくると思う。

そう言った時に、初めて”できなことをできるようにする(自己成長)”というのが必要になると思うのだ。

 

上司とのコミュニケーションvs自分が課題だと思ったことを潰す、どれを軸に仕事を進めるのかは今後の課題である。

 

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