『頭のいい人が話す前に考えていること』を読んでみた

私は、日頃、会話をしていると「私が伝えたいことが伝わっていない」、「あやふやな言葉しか投げかけられない」と感じています。

そこで、タイトルが目を引いたので安達裕哉さんの著書『頭のいい人が話す前に考えていること』を読んでみました。

それでは、学んだことや感想をまとめていこうと思います。

 

 

【軸は相手に】という見方が書かれていると感じた

本書には会話をする上で【軸は相手に】という考え方が示されていると感じました。

人と会話する時には、

・〇〇を伝えたい
・(会話中にて)次に何を返せば良いのかな?

といった具合に<自分>に焦点をあててしまっています。

そのことで、話が長くなったり、話の前後関係から微妙に的を射ていないことを言ってしまったりします。

会話をするというのは、私以外にも複数の方が介在して成り立ちます。

本書を通じて、上司への報連相をするにしても「上司が知りたい」と思うことを1番に言う、チームメンバーとの会話でも「その人がどんなことを話したいのか・聞きたいのかを知るために聞く」と言った具合に、【軸を相手に】するというのが大事なんだと感じました。

 

<マインド>人はちゃんと考えてくれている人を信頼する

仕事なら自ら発言する人だと本書では書いてありました。

その理由は、自ら発言するということは勇気がいることで、事前に考えてきているから。

内容に良い悪いは関係なく、私はその姿勢が、そこまでに至る過程が尊重されるんだと思いました。

 

また、全く一緒に仕事をしたことがない人に対して、その人を信じて仕事任せられる人というのは「自分のことを考えてくれている」と感じる人のようです。

「考えてくれている」と思ってもらうには何をしたら良いのか?

私は、いかに相手のことを思いやれるか、いかに相手を良くしようと思えるか、ということだと思いました。

商品を売るにしても、優先するのは納期なのか、それとも希望通りのスペックなのか、によって提案内容は変わるでしょう。

 

営業をやっていた頃、私は提案する時に”お客様の希望に沿う商品を提案する”ということ実践していました。

しかし、お客様の中で”商品を納品して使っていただく”というの感じていただく、というのをゴールにした時、

・希望納期に沿えるのか?
・実際はスペックを落としても平気なのではないか?
・価格はどうするのか?

など様々な疑問点が出てくるのですが、私はそういったことを考慮していませんでした。

何故なら「今提案したので決着をつけたい」、「他のお客様も相手にしたいから時間を割けない」と考えていたからです。

そりゃ売れないですよねw

 

「相手のことを考えているように見せる」というのは、私からすると難易度の高いやり方になりますので、「どんな状況であれ相手が良くなって欲しい」、「みんなでこの案件を決着させるには?」といった具合に本音で、心の底から自分以外の人みんなに対してメリットを感じられるよう仕事に取り組んでいきたいと思いました。

 

プライベートなら自分の考えを安易に言わない

デートで買い物中に「A or B、どっちが良いと思う?」と聞かれたらどう答えるか?

 

これは、本書の中に登場した事例になります。

 

事例に対する回答を見てみると、「安易に自分の考えを言わない」というのがベストな立ち振る舞いになると感じました。

「どっちが良いか」を聞かれているなら、それに対する自分の答えを言いたくなりますよね。

私なら絶対に!!!に答える自信があります。

しかし、それではデート中なら相手はムッとしてしまうでしょうw

 

「どっちが良いと思う?」と聞きたい時というのは、自分のことを考えてくれているか、という心理があるのかもしれません。

さらには、モヤモヤした頭の中を整理したい、といった状態も考えられるでしょう。

 

その為、安易に自分の考えを言わず、「そう聞いた理由」を深掘りしてみると相手にとってはベストな選択ができるでしょうし、良好な関係を築きやすいと感じました。

 

 

<マインド>人と闘わない、課題と闘う

本書の中では、クレーム対応を事例に紹介していました。

 

売った商品に対して傷があったため、激昂した状態で交換して欲しいとのことでしたが直ぐに用意できない状況でした。

担当者は、お客様との会話の中でクレームにつながった本来の原因を特定し、他店から取り寄せ、さらにはお客様の家族に向けたプレゼントも用意したのでした。

 

私は、今回の話のようにクレームが来たらそのことに対して恐怖を感じ、さらには直ぐに対応できない状況だったらその旨を伝えるかもしれません。

相手がクレームを言ってきた原因を特定せず、とにかくその場を収束させようと思うことでしょう。

 

ただ、そのような対応をしていては自分も、そして自分が所属する部門・会社の信頼も失うことになり、長期的には損をすると思いました。

そこで、クレームのように相手が感情的になっている原因を特定する、ことの大切さを学びました。

原因を特定することで、その人の感情を和らげる解決策を考え、実行できるからです。

目の前の出来事だけでなく、その裏に隠されたところにも気を配れるようになりたい、そんな風に思いました。

 

経験談:「(とある業務について)ストレスになるよね〜」との会話で

私は、メンバーの方との会話で別の話題をぶっ込んでしまった経験があります。

 

メンバーの方よりとある業務に関して「ストレスになるよね〜」という話題を振られました。

そこで、共感しつつも「別のことでもあるんですよ〜」と私は返しました。

しかし、実際はメンバーの方からの発信が起点となるため、それに対して話を深掘りする必要があったと思います。

何故なら「解決する」というのが目的は無いですが、「相手が話したいことがそこにある」からです。

 

ついつい自分自身が話したいことを言ってしまいましたが、会話においては相手の言葉や状況に気配りをしていきたいと思った出来事でした。

 

 

<マインド>伝わらないのは、話し方ではなく考え方が足りないせい

世の中には、聞き方や話し方など「その場で実践すれば解決する」と思うような情報があると思います。

本書の中では、そういった型はあくまで考えるきっかけにすぎない、自分のやり方の欠点に気がつければより思考が深まると書かれていました。

 

私は、話し方で言うなら営業をやっていた頃にYouTubeや本で相手に伝わる話し方、切り返し方法、などを学んでいました。

それが実践できたかというと、そんなことはありませんでした。

ただただそのまんま真似ようとしていたからだと思うのですが、今思う真似ることは大事ですが真似ることを通じて思考を深めないと本当の意味で身につかないですし、自分の課題を解決することは難しいのでは無いかということになります。

それに、話し方のように他の人がいる中で成立するスキル、というのは思いが込められていないと相手には伝わらないことでしょう。

話し方を直すにしても、結論から話せていない、情報を整理できていない、言い回しが不適切など原因があると思いますのでテクニックを学んだ際は、自分の考え方ややり方を見直す1つのきっかけ、として捉えていきたいと思いました。

 

思考を深めるには?

私は、会話をする中で【自分の意見】を言ったり、メディアや人からの情報であっても自分の言葉で他の人に説明できるようになったり、そんなことができるようになりたいと考えています。

これらを実践するには、思考を深めることが大事だと思うのですが本書にはその思考を深める方法についても書かれていました。

 

客観視する

①少ない情報を信じない

→発信した理由を考えたり、発信内容とは逆の意見に触れてみる。

偏見や先入観が強いから、見方を変えてみることでフラットに情報を捉えられる。

特に、世の中で言う陰謀論と言われるような極端な情報をその場で信じやすい。

信じきらず、時間をかけて調べながら自分の言葉で表現できるようになりたいと思った。

 

②定義が曖昧な言葉は、使わない

→コミュニケーションの齟齬がないよう、相手が受け取る言葉の意味を考える。

そのためには、曖昧な言葉は使わない。

自分が使う言葉に対して、自問自答して適切に言葉を使いたいと思った。

 

③成り立ちを知る

→制度ができた、言葉ができた、などの成り立ちを知ることで深く考えるきっかけに。

 

 

整理する

・事実と意見を分ける

→上司への報連相を実施する時には、ごちゃ混ぜになってしまっている。

事実を隠そうとしてしまうけど、それでは上司は状況を正確に知れない。

 

もし意見を求められているなら、今までの事例をもとに自分の主観を交えて言いたいと思った。

 

傾聴

・相手の言いたいことを考えながら聞く
・交通整理しながら聞く

 

人の話を聞くときの脳内は、常に「どんな返しをすれば良いのかな?」、「早く終わらせないと。。。」という風に自分にベクトルが向いてしまっています。

時間は有限なので仕方ないかも知れませんが、どうしても相手の話に身も心も向けられていない、と言うことがあります。

その為、話の内容はわかっていてもその内容に適した言葉を投げかけられていないんですよね。

その為、相手の言いたいことを考えながら聞く、ということができたら今よりももっと「人への理解」が深まったと思っています。

 

また、日々の生活の中で人と会話するとき、話を整理しながら聞く、というのは聞き手の役割だと痛感することがあります。

整理できたら話し手は、話したこと・脳内を整理できスッキリした気持ちになると思うからです。

 

<言語化の方法>

・言葉を再定義する
→良い結婚とは、悪い習慣とは、のように自分で言葉を再定義する

・ネーミングとつける
→相手の記憶に残るようにすると思うから、インパクトを持たせる必要がある。
けれど、軸はズラしてはいけない。

そのような中、他の人に聞いてもらうことがあるため、言語化というのは意識せざるおえない、と思った。

・ヤバい、スゴイとか安易に表現できる言葉を使わない。
→普段使う!
具体的な言葉で表現できれば、相手の聞きたいこと、言いたいことを発信できると思った。

 

私は、これらの話を聞いた時、「自分が面倒だと思ってきたことを実践することで、言語化する力を宿せる」と感じましたw

今は、スマホやPCで言葉の意味を調べようと思えば調べられますが、いざそれを人に説明したり、実践しようと思ったとしても中々できないです。

それは、自分の中に腑に落とせていないからだと思います。

自分の言葉で物事を表現するには、言葉を再定義したり、簡易的に表現できる言葉を使わない、という「考える」という行為が大事だと感じました。

また、自分の言葉で表現することは、相手に考えさせる時間や労力を減らせる、ということにも繋がるとも感じました。

 

最後に:会話は相手軸で挑むことが大事だと思った!

人は、誰しもが自分中心で会話を進めたい、自分の話を聞いてもらいたい、と思うことがあると思います。

それで会話はできても、その場限りになってしまうと思います。

・相手の話を理解する
・相手がわかりやすい言葉を投げる
・相手の話に耳を傾ける

これらは、恐らく実際に会話をしている時に込み上げてくる本能とは逆をいく行為だと思います。

私は、本書を読み進める中で会話は”自我を抑えること”がひとつのポイントになると感じました。

 

また、相手がわかりやすい言葉を使う、自分の意見を言う、ためにも面倒臭いと思うことをやることが大事だと思いました。

・言葉を再定義する
・少ない情報で判断しない
・安易に使える言葉を使わない

これらは、【調べる】、【調べた情報を整理する】という行為が発生し、時間を要しますし、労力がかかる行為だと思います。

 

本書を通じて面倒臭い、と感じることをやることは自分自身の知性を磨く手段になり得ると感じましたので、今後、実践していきたいと思います。

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