筋トレを通じて生きる上で大切だと感じたこと5選

現在、休職中であるが主に寝れる状態にするべく体を疲れさせることを目的に筋トレする機会を作っている。

その筋トレにおいて、今後に役立ちそうな学びがあったので、まとめてみようと思う。

 

 

①限界突破とは

筋トレにおいても、「世界一細かすぎる筋トレ図鑑 」という本を参考に自分ができそうなメニューを5日に分けて実施した。

やっている最中は、鍛えたい部位へ刺激を最大限与えられ、しかも色々な種目をやれるので、それ自体が楽しみでもあったし、3時間ほど時間をかけていたので、満足感があった。

しかし、ある時感じた。

時間をかけ過ぎて他のことに時間を使えないもどかしさ、苦しさが生まれてくるのではないか。

 

毎日、鍛えたい部位に色々な種目を通じて負荷をかけることで、筋肉が肥大したり、筋肉痛になったりする。

この状態は、ある意味「限界突破した」と言えると思うが、こんなやり方では、気が滅入ってしまい筋トレが続かない。

それに、リワークへ通ったり、復職したりすると今よりも時間が取れないため、自分から「やらされている感」を演出してしまうことにもなってしまう。

 

a)自分のやり方を見直すきっかになる

私は、どんなことにおいても、一旦、スケジュールなど自分が良いと思ったことを最大限の量をこなすことで、自分自身を満たせたり、今後の方向性を決めたりできる傾向がある。

経験を積むことで、何かが見えてくるということだと言えるだろう。

筋トレも同じで、数をこなし限界突破する中で、スケジュールやメニューといったところを変えていく必要があると感じた。

私にとって、限界突破とは、自分の限度を知り、自分が進めやすいやり方や考え方へ調整していくためのきっかけになるということだ。

 

b)適したやり方でやるから限界突破に意味が出る

私は、学生時代に野球に携わっており、特に中学時代は冬季練習をはじめ毎日のように自分の限界に挑戦していた。

筋トレすれば腕がプルプルしたり、走れば毎回倒れこんだりしていた。

その名残もあって、高校を卒業後は毎日、「休む」、「気晴らしをする」といった余白を作らず、目一杯、公務員試験などの勉強や副業といったことに時間を費やしてきた。

プライベートは、ある意味修行僧だったように思える。

また、仕事も時間が許す限り、とことんスケジュールを埋め、何かしらやっている状態を作っていた。

これだと、自分の力を思う存分使い切っているので満足感で満たされる。

しかし、何かが身に付いたかというとそんなことない。

 

筋トレを通じて、限界突破するというのは、適切なやり方で進めることで、意味を成していくものではないか、というのを感じた。

筋肉を大きくしようと最初っから無理な重量を設定し、「挙げられれば鍛えられる」と思っていると、怪我したり、鍛えたい部位以外の場所が鍛えられたりすることだってある。

筋トレであるなら、適切なフォームで、適切な重量で取り組むことで、自分が望む場所に刺激を与えられる。

自分が取り組むことに対して、「タスクを処理する」ではなく「目的を意識できる状態」で取り組むことで、自分の力になると思うのだ。

 

②「継続する=毎日やる」ではない

私は、一度始めたことは、毎日だったり、毎週だったり、やらなないといけない、やるものだ、と考えてしまいがち。

筋トレにおいて、自分の体調や予定を考えたときに、週に5日やる前提で考えてしまっていた。

そうすると、自分の予定を入れにくかったり、無理して筋トレをやり、入れたい予定を先延ばしorキャンセルすることになるのだ。

そうなってしまうと、どうしても筋トレすることへ負のイメージを抱いてしまうことになる。

ただ、ここで考えたいのが「継続の意味」になる。

調べてみると、『前から行っていることをそのまま続けること。』と書かれていた。

毎日やる、毎週やる、これだけが継続ではないのだ。

人によって頻度や日数は異なるわけだ。

メジャーリーグでプレーするダルビッシュ有投手は、継続することに対してこのように話している。

継続することへの壁を小さくすることで、取り組みやすくなるという内容だ。

 

自分の限界を知り、『自分なりの継続』を考える

スケジュールやメニューなど何かしらで自分の限界を知れると、継続しやすくなるのではないか。

自分の限界を知ることで、休みたいと思ったら休んだり、休まなくても30分だけ、と決めて取り組めたりするのではないか。

ネット上にはたくさんの発信者がおり、筋トレに限らず毎日勉強3時間やらないとダメだ、みたいな意見だってある。

もちろん、それ通りにやってみるのが良いと思うが、やる中で、自分には続かないと覚えば、そこで調整すれば良い。自分がやりやすいように組み立てていけばよい。

そして、自分の「○○時間やらないといけない!」という縛りを緩め、手放せると尚よい。

 

③問いが立ったこと・興味が湧いたことに対して仮説を立てて検証する

私は、筋トレをやる上で、ジムを契約した当初は、1日の中でジムで使える器具を一通りやれれば良い、と考えていた。

しかし、それをずっとやっても飽きてしまいそうで、さらには私が知らない器具の使い方をする方たちがいたので、筋トレのやり方が載った本を購入した。

その中で、自分ができそうなメニューを選び、実際に試した。

そうしたら…

・種目数が多く終えるのに3時間もかかる
・種目の内容から考え、スポーツ選手やボディビルダーを目指す人などゴリゴリに鍛える必要がある人たち向けだと感じた
・1つの場所を30分など占領してしまいかねな

こういった気づきを得られたのは、今後のことを考え飽きてしまうと感じ、さらには自分の知らないやり方をしている人たちを目の当たりにしたことで他のメニューをやってみたいと思ったからになる。

 

いろいろと試してみる

私は、「決めたことをやらないといけない」、「一度やり始めたら、それをやり続けないといけない」と首を絞めている分、途中で変化を加えることに抵抗が生まれる。
これを変えて良いのか、ここで変えて良いのか、と。

さらには、問いが立っても、検証することをしないことだってある。

少しの変化だったり、試しにやってみたりすることで、自分の経験値が溜まっていく。

ダメだと思えばやり直せばいい話。

 

④回数は目安にしか過ぎないのでは?

筋トレしているときは、数を数えている。

この数とは、目安にしかならない気がしており、「〇回できたからOK」、「〇回しかできなかった今日はNG」ということにはならないと思う。

筋トレは、人によって異なるけど、私の中で「自分の力を出し尽くす(限界突破)」が大事だと思うし、そうすることで筋肉が大きくなったり、自分の中の達成感を感じられたりする。

私は、こういったのを大事にしていきたいと考えている。

 

筋トレの回数を勉強で言う勉強時間に置き換えると…

あくまで「どのくらいやったのか」を図るものでしかないと思う。

私は、これまで講座などに所属していたことがあり、そこのやり方では例えば勉強時間なら「平日3時間、休日6時間以上」と決められていたこともあった。

この場合は、それ通りにやることで、トップの方とのコミュニケーションになるし、自分がそれをできるのか、という自分のやり方を図ることもできる。

ただ、私が言いたいのは、その定められた時間に「縛られてはいけない(手段が目的化してはいけない)」ということになる。

決められた時間内に、例えば簿記の一巡を頭に入れて簿記のテキストを読んだり、問題を解いたりする。

 

筋トレなら例えば10回やると決めていたら、10回やることが目的ではない。

その10回を決めた部位に対して刺激を与え力を出し切ることになると思う。

 

決めた量の中で、適切な意識をもって取り組む、これが何かに取り組む上で取り組む姿勢として大事な点ではないか。

 

⑤耐えられる負荷は鍛え方によって異なる

筋トレメニューの中で、ダンベルやバーベルを使用することがある。

その際、種目によって自分の筋肉が耐えられる重さが異なる。

例えば、肩を鍛えるトレーニングにて「外旋フロントレイズ」と「チェストサポート・フロントレイズ」というのがある。

・外旋フロントレイズ

引用:@DIME

・チェストサポート・フロントレイズ

引用:@DIME

私は、「外旋フロントレイズ」だとダンベル5kg、「チェストサポート・フロントレイズ」だと3kgになる。

私は、肩を鍛え、しかも同じダンベル種目なら同じ重さを挙げられるものだと考えてしまう。

しかし、正しいフォームで鍛えたい部位に刺激を与えることを考えると、やり方が異なるなら、力の入れ方などが変わるため、挙げられる重さが変わってくる。

無理に重い重量を挙げようとすると、怪我をしたり、負荷をかけたいところ以外の筋肉を刺激したりしてしまうことに。

 

自分に合った重さで頑張ることが大事

トレーニングジムへ行くと、どんなメニューでも私よりも重い重量を挙げる人が大勢いる。

こういったケースだと、私の場合、他人と自分を比較して「自分ってまだまだだよな…」、「少しでも早く追いつかないと!」と考えてしまいがち。

しかし、筋トレにおいて鍛える場所・鍛え方によって重さは変わるということは、他人と自分を比較しても見た目上の差が出てしまうのは仕方ないと言えるのではないか。

だからこそ、自分が今耐えられる負荷を適宜かけていけば良いし、自分のペースで自分なりの進め方で前に進めば良い、ということが言えるのではないか。

 

最後に:筋トレは無理なく積み重ねていく

筋トレをやる目的は人それぞれだ。

しかし、私の場合は、異性にモテるためだったり、ボディビルダーになるためだったり、そういった目的があるわけじゃない。

今は、睡眠をよりよくするために行っているが、いづれは「ストレス発散と健康な心身を作ること」を目的に続ける予定だ。

取捨選択できず、たくさんの種目を選んだり、今までの思考の癖で自分を修行僧へ変化させてしまったりしてしまうかもしれないが、結局のところ、無理せず続けられる自分のスタイルを確立することが大事だと思う。

そのスタイルに合わせて、種目を入れ替えたり、すればよいと考えている。

無理なく筋トレを続けることを念頭にこれからも取り組んでいきたい。

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