資格試験を受ける意味とは、人それぞれ異なると思います。
・他部署への異動のため
・転職のため
・趣味や興味関心
などなど、こんなところでしょうか?
なので正解というのは無いと言って等しい。
ただ、仕事に繋げるために資格試験を受けるとなった場合、場合によっては本当に必要なのかは考えた方が良いケースもあると思います。
理由はこちらです。
・自分が気乗りしないのに受けても、受けるためにかけた時間やお金が無駄になる
→他のことにそのリソースを割いた方が良かったりする。
・資格の勉強をしなくても、その仕事に就ける、もしくは、業務を進めることができる
医師や薬剤師、のように国家資格を取らないとその職業に就けない、という職業は多々あります。
しかし、TOEICや簿記、CCNA、など個人のスキルや知識をアップさせる資格というのは、自己成長には必要であっても、絶対に必要か、というとそんなことはないと思います。
むしろ、実務経験の方が大事だったりしますよね。
ただし!!
その資格を持っていることで、転職や部署異動が有利に運ぶケースがあることは事実だと思います。
私は、ここが資格試験を受ける、受けないの判断が難しいところでした。
というのも、このように書こうと思ったのが実際に私が簿記3級の勉強をしたことがきっかけでした。
当初は、仕事理解を深めるために、という思いから始めたのですが、勉強していく中で徐々に「わざわざ時間をかけて勉強する必要があるのか?」、「他のことをやった方が身のためでは?」のように考えるようになってきたのです。
最終的には、簿記3級に合格することができましたが、2023年4月現在、私の中で資格を取る意味とはこういうものなのかなと考えています。
①その分野に対して体系的に学べる。
→都度、自分の理解度を確認することができるため、進捗の管理がしやすい。
②希望職種や仕事内容の部署へ異動、また、転職。
→志望度の高さをアピールできる1つの要因になる。
③多少の給料アップ
→「資格を取った」というので給料アップに繋がる可能性は低いかと。
あくまでその資格を通じて、自分がどのように会社へ貢献したかが問われると思うので。
実際に給料アップしたとしても、1回の飲み代くらいでは?
特にタイトルにある「仕事に繋げるために資格試験を受ける意味」に立ち返って考えた時、上記①と②の意味合いは資格試験を受ける意味に通ずると思います。
いざ勉強しようと思っても、「会計とは?」、「PLの書き方!」みたいな本や動画に触れても、それ以外の知識が無いと理解できないと思います。
また、勉強するということはそれだけエネルギーを使いますし、本来やりたいことを犠牲にする、ということにもなりかねない為、それなりの覚悟が必要だと思います。
そういった意味では、体系的に学べ、異動や転職におけるやる気アピール、に繋がると言えるかもしれませんね。
ちなみに、資格試験の勉強をする上で、自分が勉強する意味を感じるためには実生活や実務をいかにイメージして勉強できるか、というのが大事になってくると思います。
簿記3級なら、PLやBSの内容を実生活に当てはめたり、仕訳問題の概念を政治のニュースに当てはめたり、などなど。
もしわからない場合は、その資格に関して知識ある人へ相談してみると、「〇〇の時に役立つよ!」、「〜という考え方をしてみると面白くなるよ」などと新たな視点を教えていただけるかもしれませんね。
そういえば、資格の勉強をしていると常に「正解」や「合格」に頭が行きがちなんですけど、そういうものなんですかね。
私の理想で言うなら、正解に辿り着くためにアイデアを捻り出したり、「何を学べたか」というのに視点を置けたりできたら良いのですが、ついつい目先の利益に目がいってしまうんです。
これでは、本当に勉強している意味あるのかな〜?、と思ってしまう。
資格試験の勉強だけではないですけど、勉強を実際に仕事や実生活に活かせる人の考え方を知りたいな、とつくづく思います。
ps
簿記3級の勉強していた際、他にもやりたいことがあって同時並行で勉強していました。
やりたいこととは具体的に言えませんが、「資格よりこっちやろ」的なことを言われ、「それわかる〜」と共感し、勉強するということに後悔を感じたのを覚えています。
私は、その人のことを慕っていますし、その人が言いたいことを考えた時、共感できてしまったんですよね。
簿記3級へ無事合格できた今、資格の勉強はやっていませんが、いつか勉強することになった際には、自分の思いをブラさずやり抜きたいです。。
その時までに今は、自分がやりたいことへ時間を注いでおこうかと思います!