リワーク先をどう選ぶか。私が大切にした判断軸と選定プロセス

今回は、リワーク先を決めるにあたって実際に私が考えたこと、見学へ行ってみた感想などをまとめていこうと思う。

私は、今月よりリワークへ行くことになり、それまでに合計3ヶ所の見学へ行ってみた。

リワーク先を決めるにあたって迷ったが、自分なりに腑に落とせた形で選べたと思う。

 

 

最終的な判断軸はプログラム内容だった

私は、リワークを通じて自分の特性だったり、ストレスの対処法だったりを学び、身につけられたらと考えていた。

それならば、自分と向き合う機会があるプログラムが良いと考えた。

病院のリワークを中心に地元だったり、主治医が紹介しているところだったりを見学してみた。

どこも「復職」を前提にしたプログラムのため、正直言うと、違いが全く掴めず、どう決めて良いのか、悩んだ。

ただ、プログラムを比較してみると、何となくだが、違いを見つけることができ、どの病院に通うかを決められた。

 

プログラムの違いとは?

改めてお伝えすると、リワークは、「復職」を前提としたプログラムが組まれているので、最終的なゴールはどこも同じだと認識してる。

違うとしたら、ゴールに辿り着くための手段であると思う。

3ヶ所の病院のプログラムに対して、私はこのように受け止めた。

A:日々のワークを通じて自分と向き合いつつ、メンバーとのやりとりを通じて自分の特性やストレス対処法を学ぶ
B:ものづくりなどを通じて自分の特性を知る
C:グループでの作業・行動を通じて自分の特性を知る

 

最終的なゴールは同じであっても、その病院によって特性があったり、工夫を凝らしていたりするので、それらが自分自身と合うか否かを見極めていったというところになる。

ちなみに、見学時に対応してくださったスタッフの方より、施設の中には、認知行動療法を絶対に受けないとダメ、みたいな縛りというか力の入れ方をしているところがあるということを聞いた。

 

プログラム以外にも着目した点があるので、記載していこうと思う。

 

 

①見学時の雰囲気

これは、担当スタッフよりは、建物だったり、プログラム実施中のことになる。

これらは、自身の好みによって向き不向きがあると考えている。

私が通所している施設は、プログラム中に真面目な雰囲気が醸し出されていた。
真剣に人の話を聞き、真剣に自分の話をする。
また、レトロな施設なので、暗さだったり、落ち着きを感じるような建物である。

一方、その他の施設はというと、グループで作業したりするなら、真面目に取り組んでいても、どこか和やかな会話が見れたところもあった。
また、オフィスやカフェのような建物のところもあった。

 

どの施設を選びかを判断するとき、この雰囲気も判断軸に入れた。

私自身が真面目な人間である分、真面目な人と一緒にいた方がプログラムを進めやすいのか、それとも穏やか環境にいた方が楽しんで取り組めるのか、といった具合にだ。

 

人は、環境によって心や思考が変わると思うので、見学へ行けるのであれば、見学時の雰囲気を感じ取った方が良いと思う。
それに、入所する方達というのは、ある程度はその施設やプログラムに近しい方達が集まると思うので、リハビリをしていく上で合う合わないは見極められると良いと思う。

 

②スタッフの専門性

どんな専門性のスタッフの方がいるのかによって、その施設が実施するプログラム内容のイメージが湧いた。

プログラムを進めるにあたって、専門知識がある方が担当されていた方が安心して学べるだろうし、質問だってしやすい。

病院のリワークを希望しているならば、基本的にそのスタッフの専門性に合わせてプログラムが行われるはずなので、問題ないと思うが、他の病院を比較検討しやすかったので、どんな専門性を持つスタッフがいるのかは確認しておいて良かった。

 

ちなみに、私が見学に行った施設の専門スタッフの方は、このような違いがあった。

・公認心理師、作業療法士、管理栄養士、精神保健福祉士
・公認心理師、精神保健福祉士、臨床心理士

 

見学時のスタッフとの相性は後回しした

対応してくださったスタッフの方によっては、気持ちよく見学ができたり、「ビジネスライクな関わり方だな」と思ったりした時もあった。

施設によっては、見学が終わった時に、「ここのスタッフの方の対応は良かったからここにしよっかな」と思ったこともあった。

しかし、見学時とプログラム時のスタッフの方は「見せる人柄」が変わると思った。

どこも自分たちの施設を利用してもらいたい、と思っているはずなので、「ここに来たい」と思わせるような対応をするはずだ。

プログラムが始まると、見学時とは異なる一面を見せると思うので、印象というのは変わると思ったので、見学時のスタッフとの相性は施設を選ぶ上での判断軸としては後回しにした。

 

 

判断軸に入れなかった項目

私は、入所先を決めるにあたって2つを判断軸に入れなかった。

①職場の近くなのか否か
②卒業生との交流

 

①職場の近くなのか否か

結局、職場近くの施設へ入所した分けだが、職場から近いからここにしたというのはなかった。

当初は、職場から近ければ、通う際にもリハビリになると思っていた。

しかし、例えば通うときに、仕事のことを思い出して嫌な思いになり、通うことが苦痛になってしまうことだって考えられる。

リワークには、通い続けること自体がリハビリになると思うので、嫌な思いをしてまで通う必要はないと考えていた。

 

視点を変えれば、通うことでストレス反応が出れば、それはそれでストレス対処法を学ぶきっかけになる、とも捉えられる。

 

私がどっちの視点を優先したいか、というのは全くなく決めきれなかったので、判断軸に入れなかった。

 

②卒業生との交流

施設によっては、卒業生と交流できる日があった。

当初は、復職後の職場の反応だったり、薬物療法の効果だったり、質問してみたいなと思っていた。

しかし、過去の自分を振り返ると、誰かに何かを聞く時は、将来の「こうなるかもしれない」と思ったことを回避したいと思った時より、自分ごととして「こんな悩みを抱えているけどどう解決したのかな」と当事者になったときになる。

復職までの道のりは人それぞれだと思うし、復職後のことは何を気にすれば良いのかなど当事者にならないと見えてこない。

人の話を聞くことより、先ずはリワークに通うことだったり、プログラムを真剣に受けることだったりするので、卒業生との交流は気にする点ではないと思ったのだった。

 

リワークが始まって感じる別の施設の良さ

実際にリワークが始まって2日通所したが、見学へ行った2つの施設の良さも感じてきた。

ものづくりしたり、集団で話はって何かを成し遂げたりする。

こういった行為は、その人の特性が出てくるし、それと併せてメンバーやスタッフの方との会話のネタにもなる。

共通の話題がないと、自分の特性を理解したり、ストレス耐性を考えたりするときに、相談することが難しかったりする。

周囲の方と自分との間で共通の前提情報があることで、休職前の自分を知り、復職後の対策が練られると思うのだ。

 

これは、見学時には気がつかず、いくら慎重に考えても見つけるのは難しいと思う。

どれだけ考えても、施設を選んで入所しても、他の施設が良かった、と思うことは絶対にあると思うのだ。

隣の芝生は青く見えてしまうのだ。

なので、施設を選ぶ時には、「この施設が絶対に良い!」と期待値を上げず、直感で選ぶくらいがちょうど良いのかもしれない。

 

最後に:施設選びはネット上の情報、周囲の意見だけでは判断できない

リワーク先を選ぶ上で、可能ならいくつか比較できると良いかもしれない。

私は、当初、どういった施設に行きたいのか、施設の違いは何なのか、など何か軸となる考え、情報があったわけではない。

実際に見学へ行く中で、その時々に浮かんできた考えや感情を元に自分へ問いをかけながら決めていった。

ネット上の情報や主治医などの意見だけでは、感じ得なかったことがたくさんある。

だからこそ、時間と体力が許す限り、見学へ行った方が納得のいく施設選びができると思う。

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