「君が生きる意味 人生を劇的に変えるフランクルの教え」をようやく読み終えました!!
生きる意味を問うことが頻繁にあった私にとっては、とても読み応えがありました。
(この本の登場人物は、私のことでは?、と思うことが多々ありましたw)
今回は、一部分ではありますが本書を通じた学びや感想等を書いていこうと思います。
過去にも本書の学びや感想を書いているので、よろしければこちらも併せて読んでみてください!
Contents
自分と距離が取れると…
皆さんは、ご自身と距離が取れていますか?取れた時は、どんな感覚になりますか?
本書では、簡単に言うと、
・自分が見えるようにる。
・自分の状態を知れる。
・自分との付き合い方がわかる。
と書かれています。
この状態は、自分のことを考えすぎず、自分の心と考えが外に向いており、余裕が生まれている状態のようです。
ただ、ここに落とし穴があるんですよね。
人は、生きていると誰しもが人間関係で悩んだり、自分が取った行動を振り返ったりし、反省をすると思います。
私は、何かあるごとに対象のものをひたすら考えてしまい、他のことが手につかなくなってしまうことがあります!!
これは、反省しすぎている状態になります。
そうなると、妬みや嫉み、悲しみや怒り、といったネガティブな感情が湧いてきます。
この状態は、苦しいですよね。
ただ、反省することはその次の行動や思考を改めるきっかけになるので必要なことですが、反省しすぎず、周囲を見渡せるくらいに反省することが大事ににあります。
特別な体験は求めすぎない
特別な体験とは、営業で言うなら先週は全然売れなかったのが、今週は急にお客様から注文をいただき、今までに経験したことのない売上げを叩き出したといったところでしょうか?
野球で例えるなら、ある1日で打者として5打数5安打、打点5、投手として9回ノーヒットノーラン達成!!、といった感じでしょうか?
(夢のような感覚ww)
こういった時は、物凄く嬉しくないですか?
もう一度、一度だけでなく二度、三度…、とより多くの機会に得られるように求めることでしょう。
ただ、このように特別な体験を強く求めだすと、日常生活の例えば挨拶や周囲への気遣い、お客様への態度、など目の前の事を疎かになりやすいようです。
(周囲が見えず、自分が、自分がという状態のためです。)
不思議と物事がうまく運ぶ時こそ、自分だけでなく外に目を向けて他者(社)や自然などのことを考え、尽くしていくことが大事だと思います。
仕事とは何か?
皆さんは、仕事とは何か?、を考えたことがありますか?
お金を稼ぐ、自分の生活を成り立たせるため、など人によって答えが違うことでしょう。
本書では、
社会や地域の人の求める「事」に自分を捧げ「仕える」
と表現されています。
ここで抵抗が生まれるのが、「お金を稼ぐ」ということになります。
私も今でもあるのですが、「お金を稼ぐ」というのは卑しいというか、良いことだと受け止められないことがあります。
(相手から巻き上げている感じ?)
ただ、私たちは何故趣味や自己投資ができたり、食事したり、住みたいところに住んだりとやりたいことをやったり、生きたいように生きられているのでしょうか?
それは、会社があるからであり、その会社が経営できているからになります。
そのことで、「お金を稼ぐ」ことができ、上記のように自分がしたい選択を取れているのです。
私は、「お金を稼ぐ」ことを考えつつも、それと同じくらい周囲の人たちが求める事を汲み取り、その時の私ができる価値提供をしていきたいと思いました。
生きるとはどういう事なのか?
皆さんは、この問いを立てたことがありますでしょうか?
本書では、
人生の問いに答えること。
と記されており、人間はその問いに答える責任があるそうです。
責任とは、英語で「responsibility」と書きます。
これは、「response(答える)」と「ability(能力)」を組み合わせた言葉で、人生からの問いかけに、自身の力で答えていくことが責任のようです。
生きる責任がある理由
責任と言われてると、重苦しく感じませんか?
私は、多少感じてしまいますが、これが生まれてきた宿命・使命なんだと思います。
少なからず、私たちがこの世界に生まれてきて、生きている以上はそれを全うすることが大事なのかもしれません。
本書では、「唯一性」や「一回性」という考えから生きる責任があると言っています。
これらは、
・他の誰かが自分の代わりの存在になることはできない。
・どんな人でも人生一回切りであり、どんな出来事でも一度しか行われない。
というような意味があるそうで、だからこそ、人間は生きる責任があるのだとか。
このような話を聞くと、生まれてきた以上は自分の命を投げ出さず、命が尽きるまで全うすることが求められていると思いますし、生きていく上での物事に対する態度は人それぞれというように考えさせられました。
自己実現とは?
私は、20代中盤になると今後、自分はどのようなことを成し遂げていきたいのかというのを考えることが多くなりましたが、こういった自己実現に向けて取り組まれている方を見ると、魅力に感じます。
本書は、自己実現についても書かれており、
・生まれ持っている潜在的な自己の力をこの世界で発揮し『最善の自己』になること。
・自己実現欲求とは、人間が人間としての最善の姿、その完成を目指す欲求のこと
と書かれています。
ということは、自分が持っている力を世界に対して最大限発揮することが自己実現というと思います。
ただ、『最善の自己』を作るにはどうしたら良いのか、と思いますが、
他者、会社、自然などの自己を超越した存在を中心にして物事を考え、我を忘れて行動すること。
ということのようです。
私が思うに、仕事を始め目の前に現れた物事、出来事に対して死に物狂い、一所懸命に、そして無我夢中に取り組むことが『最善の自己』を作るということになると思いました。
「君が生きる意味 人生を劇的に変えるフランクルの教え」を読んでみて
本書を読み終えて、
平凡な日常にも幸せを見出し、苦悩があっても誰かにそれを伝えるという意味があり、目の前で起きている出来事(人生からの問い)に自分の力で答え続け、世界に向けて自分の力を使い切る
ということが人間が生きる意味なんだと思いました。
と言っても、堅苦しく難しいですが、ただ、こういう考えがあるんだと知れました。
皆さんの中には、自身の将来像や成し遂げたいこと、など私欲というのがあると思いますが、自分にベクトルが向きすぎると際限がないがために苦しくなる可能性があります。
そんな時こそ、外に目を向け組織やお客様、人付き合いなどの課題に尽力することでさらなる意味づけができ、生きる価値を見出せると思います。
最後に、文章に出来ていませんが本書を読み、私が感じたことを箇条書きですがここに残しておこうと思います。
(将来、これを見た私は何て思うのでしょうか?)
・自分が自分がと思い続けると、区切りがなく苦しむのかもしれない
・他者の為、と思うと何もかも忘れて動ける、判断できる。
→ここに、「なんてこれができるのか?」という理由はなく、ただ、そうしたいと思ったと言うシンプルさが良い。・価値を生み出し続けるのが人間の役割。
・人から信頼されたいと思うなら、先ずは自分が先に相手を信頼する。
その中で傷つくことがあるがそう言うのからは避けられない。痛みから避けることはできない・人とのエネルギーの交換の中だったり、何気ない日常を通じて「感じる」、「他者(社)のことを思える」と言うのが鍵なのかもしれない。
・何気ない日常にありがたみを感じて生きつつ、たまーに非日常体験をすることで、日常にありがたみや新たな発見が生まれ、非日常を経験することで新たな刺激を得られ、日常のありがたみを得られる。