短期VS長期/私は、「貢献・やりがい」をどこに置いて仕事に取り組むのか?

転職活動が一旦終わりました。

ありがたいことに、30社くらい応募し、3社書類選考通過、2社内定、という結果となりました。

内定をいただいた2社のうち1社へ行くことに決めたいのですが、そこは私が全く!想定していなかったメーカーになります。

私は、職業選択をする上で「貢献・やりがい」を大事にしてきました。

意思決定をする上でも「貢献・やりがい」はどっちなのか?、というのを考えていたのですが、最終的にそれらは短期と長期、どっちなのか?という問いになり、メーカーに行くことを選択したのでした。

 

短期の「貢献・やりがい」を追い求める自分

今までの私は、目先の「貢献・やりがい」を追い求めてきました。(一種の欲ですかね。)

その方が組織に役立っているという喜びを得られ、楽しかったからです。

しかし、今の私がそれらを得ることができるのは、

・マニュアル通りの発注業務
・請求書の発行
・電話対応

といった誰しもができること、になってしまいます。

それらは、組織運営に欠かせないですし、スキルがない私に取っては今から転職するところにおいても入社後は、そういった業務をやることになるでしょう。

ですが、それらの業務で立ち止まってしまっていては、自分自身の今後の選択肢が狭まってしまい、本当の意味での「貢献・やりがい」を得ることだって難しくなるでしょう。

ちなみに、「教われる」年齢というのがあると思うので、その時に「教わる」ということをせずに徐々に求められるレベルが上がると、プレッシャーとなり仕事がしにくくなったり、選びにくくなったりする恐れあるのではないかと思っています。

 

本当は、辞退した企業へ行こうと思っていた

私は、営業事務の業務にはやりがいを感じていたこともあり、辞退した企業の求人票の業務内容より前職の営業事務の業務と親和性を感じ、早く理解できたり、会社へ貢献できると思いました。

他にも行こうと思った理由はこちらになります。

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①会社に対して興味を持てた。
70年も経営しており、しかも少人数の中、財務状況が良好とのことで、どのような経営をしているのかとても興味を持った。
また、今後、80年、90年と経営を続けていくことに対して経理というポジションで携われたら仕事へのやりがいに繋がると思った。

また、地味さが自分自身にあっていると思いました。

②面接官の方のお話を通じ、経理全体を経験できる点に魅力を感じた。
今の私は、実務経験において経理の全体像を見れるというのは、貴重な経験だと考えている。

③面接官の方達が話しやすく、入社後、仕事がしやすいのではないかと思いました。
経理職が未経験であるため、仕事のしやすさ、特にメンバーの方との話しやすさ、というのは大事だと考えてた。

④面接官の方達とお話しする中で、「未経験でも必要としてくれていることが嬉しかった」というのもあった。

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そのため、通勤時間は1時間40分ほどと自宅から近くない距離のため、いづれは引っ越しもしようと思っており、収入と物価高より副業で何とか収入を得ようと思っていました。

失礼ながらこちらの企業は、恐らく内部に経理の専門家がいないでしょう。

その中でそこにいれば必要とされるため、目の前の喜び、快楽を得られます。

ただ、この意思決定は「厳しい世界」に飛び込むことを躊躇っており、自分の心を満たしてくれるような場所へ行くためにこじつけをしてしまっていたのかなと思っています。
(特に一人暮らしの話はまさにこじつけでしょう。)

「経理職」という仕事を舐めていたわけではありません・・・。

程よく頑張ろうとする、姿勢が垣間見えますね。。。

 

私は、このようにすぐに得られる快楽を求めていたのですが、家族やお世話になっている方へ相談する中で、2つの問いが立ち始めたのでした。

①スキルアップより周りの良しを求めているなら、何か手に入れたという満足度を入れられるか?
②中途半端にならず何かに振り切る、というのは今の自分に必要であり、それが実家や会社を活用する姿勢ではないか?

 

最後は、今までの自分とは異なる考え方で選んだ!

最後は、「目先のやりがい・貢献」より「転職市場の評価」を元に選びました。

 

将来の選択肢を増やすため

今までは「やりがい」を求めたことで、バックオフィスの適性を見出せました。

しかし、今後は年齢が重なるにつれて「スキル・経験」を蓄えることで、選択肢が増えるでしょう。

適性を見出せた以上は、次に必要なのは「スキル・経験」を増やすということであり、その為には「転職市場の評価」を取る必要があると思ったのです。

メーカー経理となると、原価計算などの「管理会計」という分野がありますが、これは経験したことのある人が少なかったり、難易度が高かったりして希少性があるようです。

これを経験しておくことで、さらなる企業規模の大きい会社を選べたり、「管理会計」が合わないと思えば別の道へ選ぶことが可能とのことでした。

また、いざ「管理会計」をやりたいと思っても、そうそう巡ってくるチャンスはない、今後の人生で今選択しなければ携われる可能性が低い、という分野なら飛び込む価値があると思ったのです。

 

今後、どういう風になりたいか?

将来的には、紹介で仕事を貰えたり、困った時に相談されるようになってみたいと思っています。

また、「目的・目標を持つ組織や人の後押しができる」、そんな人材になりたいと思っています。

その為には、今は「体(体力)に汗をかく」のではなく「脳に汗をかく」ことが大事であり目の前の難題を乗り越えたり、経理として日々学べている状態であり続ける必要があると思いました。

 

メーカー経理は、恐らく業務の難易度が高いでしょうから、今すぐに業務を改善したり、管理会計に携わったりと貢献や難易度ある仕事を任せていただくことは難しいと思っています。

しかし、今後は学んだ上で、力をつけた上でそれらに携わってみたいと思っています。

また、「貢献」ということであれば日頃の雑務や教わったことを確実にやる、といったことでも良いかもしれませんね。

 

そして、貢献できているなら何かしら身についているわけですが、そこまでに達するには痛みを伴うことを覚悟しないといけません。

・Excel操作でエラーが出続ける
・周囲の人が話していることがわからない
・業務全体が見えず自分の業務が何に役立っているのかわからない

など。

貢献実感を得るには、こういった不快感を受け入れ、難しい業務なら長期的な目線・時間がかかるというのを理解する必要があるでしょう。

ここまでの私を見ると、その不快感に突入した時に辞めてしまっている分、仕事の全体像が見れない、ということが起きたと思いますし、不快感の中で自分自身に課題があったらそれを解決するために努力したり、我慢をしたり、をしてきていませんでした。

なので、今は「貢献・やりがい」より自分自身を成長できる環境に身を置き、今後の選択肢を増やすことにしたのです。

 

最後に:目の前のことに一生懸命に、そしてやり切る

私は、これから、恥ずかしさ、後悔、苦しさ、などなど多くの痛みを経験し、仕事を覚えていくことでしょう。

新入社員だとしても、「会社は学校ではない」ということを念頭に常に目の前のことに一生懸命に、そしてやり切る、という姿勢で挑みたいと思っています。

そして、会社の課題を解決したり、成果を出したり、できるようになっていたい。

先ずは、修行させていただけることに感謝し日々、全力で目の前のことに取り組んでいきたいと思います。

 

ちなみに、今回、自分自身と向き合う上で自身の経験や周囲の方達の言葉だけでなく下記記事も参考にしました。

転職とスキルの関係について考えてみた

どの会社でも活躍できる人の共通点とは

 

特にこの部分は、とても印象的でした。

自分のリターンを考えた仕事のやり方に偏ってしまうと、組織に求められているミッションや本来出すべき成果とズレが生じてしまい、本業での評価に影響する可能性がある。

どんな仕事でもそうだが、自分と向き合うより、他人や組織に対する介在価値を高めるほうが学びは多い。組織で働きながら個人のスキルを求める人は多いが、まず目指すべきは「売上を伸ばせる人材」だ。
引用:転職とスキルの関係について考えてみた

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