私たちは、生きていく上で人との会話は避けては通れないことでしょう。
特に、相手の質問に対する返答を端的に伝えるって難しくないですか?
私は、仕事では物凄くこの部分を気にしていて苦戦中ですw
「9割捨てて10倍伝わる要約力」を読んで、相手に端的に伝える方法を知れたので、まとめていきますね。
Contents
【死んでもこれだけは言っておく!】には?
この本では、【死んでもこれだけは言っておく!】を相手に伝えることが大事だと書かれています。
【死んでもこれだけは言っておく!】には、一言で言いたいことを言葉にすることが必要なわけですが、そのやり方としては、
・情報収集
・情報整理
・情報伝達
の段階に分けて、言いたいことを相手に伝えていくんです。
それでは、3つについて、本を読んでいて大事だと思ったことを紹介していきますね。
情報収集
知識をつけて相手に伝えていく中で、情報収集は第1ステップとして欠かせないです。
情報を集めるにはどうしたら良いのか?
それは、
・情報源が信頼できるところか?
・情報に対してアンテナを立てる。
・得た情報に思い込みがないか?を自問自答して客観視する。
・抽象情報と具体情報を行き来して考える。
というのが大事になってきます。
情報源が信頼できるところか?
現在、情報を得る上でネットや本、人を介して情報を集めることでしょう。
しかし、その情報が全部が全部「正しい」ということはないはずです。
発信元だって、自身の利益を考えて誘導するように発信していたり、読者のことを考えて発信していたり、と色々な思いがあるでしょう。
だからこそ、情報源を見極める事が必要なわけです。
情報に対してアンテナを立てる。
私たちは、生きていく上で動機は様々ではありますが、気になる情報があると思います。
その気になる情報を受信しやすくした方が、効率的に時間を使えると思いませんか?
その為にも気になる情報を意識するのです。
目にしている世界は同じでも、日頃から、
お金を稼ぐ方法に興味がある人は、お金を稼ぐ方法の情報を目にする機会が多くなり、
集客方法に興味がある人は、集客方法に対する情報を目にする機会が多くなります。
(余談ではありますが、心理学で◯◯効果みたいな話ありませんでしたっけ?w)
ということは、同じ情報を浴びていても、受け止め方が変わると言えると思うので、自分が欲しい情報というのを意識するというのは効率的に情報を得る為に必要なことと言えますね。
得た情報に思い込みがないか?を自問自答して客観視する
ここまで「情報源が信頼できるところか?」、「情報に対してアンテナを立てる。」というのを書いてきましたが、それぞれへの考えや情報が実は違かったり、自分の思い込みだったりする可能性だってあります。
それを防ぐ為に、「本当に正しいのか?」と自問自答して自分が得た情報や自分の考えを客観視する必要があります。
そもそも情報源を信頼して良いのか?、目に入ってきた情報は「そう考えて良いのか?」は直感的にはYESでも、実際は間違っているかもしれないわけで。
例えば、今日たまたま通りかかったラーメン屋が閑散としていた場合、「人気がない」と判断できるのか?というと、それはそこでは判断できないはずです。
たまたま、その日だけ人がいなかっただけかもしれない、他の日は行列ができている事だってあるでしょうし、通りかかる時間帯によって人の出入りは変わってくるはずです。
だからこそ、目の前の事象や自分の考えに対して自問自答することが必要になるわけです。
抽象情報と具体情報を行き来して考える。
物事は、抽象情報と具体情報を行き来して考えることで、伝えやすくなります。
突然ですが皆さんに問題です。下記のワード全てに繋がるスポーツは何でしょうか?
バット、グローブ、ホームラン、外でやる、投げる・打つ・守る・走る
答え:野球 です。
上記で挙げたワードは、具体情報で、答えの野球は抽象情報になります。
上記の通り、「野球」という言葉は、「バット」や「グローブ」などの情報によって成り立っています。
ということは、言葉を伝える時は、伝えようとしている言葉以外の言葉を組み合わせる事が求められるんですよね。
言葉の量を増やすことで、伝える相手や状況によって伝えたいことは同じでも伝える言葉に変化が出るわけなので、抽象情報と具体情報を行き来して考えることは、端的にわかりやすく情報を伝えるには必要な要素だと言えるでしょう。
情報整理
情報を集めると、必要ではない情報があったり、伝える人や場面によって伝えなくても良い情報だってある事でしょう。
その為、情報を集めたら情報を整理する必要があります。
情報を整理するには、
・理想のゴールを逆算して整理する。
・伝える優先順位を考える。
というのに取り掛かります。
理想のゴールを逆算して整理する。
情報を受け取ったらそれを相手に伝わりやすいように要約していく必要があります。
ということは、得た情報を何もかも伝えるのわけではなく、相手にわかりやすい情報を届ける、というのがゴールになるんですよね。
その為にも、相手がどんな情報を欲しいのか、を考え、情報を整理する必要があります。
伝える優先順位を考える。
情報は、伝える相手によって内容を変えていかなと伝わらないものです。
(場合によっては、反感を得る可能性だってあるかもw)
営業職をやっていて、上司に提案した商品について説明する時に、
・営業はお客様の課題に沿って提案する、という上司には
→お客様は、◯◯という課題があったので△△という提案をしました。
と言えば納得していただけるでしょう。
しかし、同じ上司に対して、
自分達の利益が◯◯円上がるので提案しました。
というと反感に繋がり、信頼を失くすことでしょう。
なので、相手がどんな人でどういう情報が欲しいのかを考え、それに沿って伝える情報の優先順位を考えるのは必要なことだと言えますね。
情報伝達
ここまで、情報収集と情報整理について書いてきましたが、最後に相手に伝える情報伝達になります。
私は、良くあるのですが相手に伝える際に、話しすぎたり、逆に言葉足らずだったりしますが、皆さんはそういった経験はありませんか?
私は、緊張したり、何を伝えたら良いのかがわかっていないと発生しますねw
それぞれを改善するには、
・話しすぎ→死んでもこれだけは言っておく!と決めた事は話さない。グループ化した情報に優先順位をつける。
・言葉足らず→話の前提、大枠、主語や目的語の抜け落ちがある事が目立つ。
→相手に〈察してもらえる〉という期待を捨て、どんな時も主語と目的語を入れて話すことを心がける。
というのが良いそうです。
伝える時に、長すぎず、短すぎずというバランスが良い状態で、伝えるのは難しいですよね。
ただし、根幹を伝えるというのは変わらない点であると思うんです!
そして、その根幹を伝えるには順番がるようで
・用件(話の全体像)→結論(死んでもこれだけは言っておく)→理由(結論の理由)→詳細(結論についての詳細)
というのが伝わりやすいようです。
このように順番があればこれに沿って型を覚えられるので、とてもわかりやすい!!
最後に、伝えるときに意識したいことですが、
相手がわかっているかもしれない、相手なら知っているかもしれない
という考えを捨てる必要があります。
私は、この考えを持って言葉を省いてしまうことがありますが、改めて不要な考えだと思い知らされますw
状況によりますが、相手だって何もかも知っている・覚えているわけではありません。
過去に伝えていたことがあっても、忙しかったり、日が経っていたりすれば忘れていることだってあります。
だからこそ、いくら過去に伝えていたとしても重要事項は伝えることが必要なんですね。
最後に:【死んでもこれだけは言っておく!】につきる。
相手に伝わりやすいように、情報を要約するには、この言葉につきるのはないでしょうか?
情報を集め、整理して、伝える、といったそれぞれの工程で、一言で言える状態が自分も相手も理解できるんだと思います。
そういう意味では、一言で言う練習が欠かせません。
ただ、これは日頃からできることではありませんか?
・新聞や雑誌を読むとき
・SNSへ自分の思いを投稿するとき
・家族と会話するとき
など色々な場面で練習することができます。
伝えるときの言葉に磨きをかけたい、要約力に興味がある方は、是非本書を読んでみてください!!