野球観戦の楽しさとは何か?それは心を踊らせるあの存在があるからでは?

私は、小学校1年生から高校3年生まで選手やマネージャーとして野球に携わってきました。

高校卒業し、5年以上経つ今でもテレビや球場に行って野球を観戦するのですよね。

ふと「野球の何が楽しいのか?」というのを思ったので、それについて書いていきたいと思います。

 

 

試合中に退屈になることだってある

試合観戦をしている人は、1回でも経験したことがあると思いますが、退屈に感じる時ってありませんか?

・ワンサイドゲームでほぼ決着している状況
・聞いたことのない選手が出ている
・試合が動かない(投手戦になっている)

といった時でしょうか?

球場に行くと、子供は寝ていたり、大人はスマホゲームしていたり、と気持ちが入り込まない状況があったりします。

初めて観る人は、まさにこのような状況になるかも知れません。

 

しかも、野球はイニングやアウトカウントなど攻守交代や試合が終わるタイミングは決まっていますが、それが30分後、4時間後、とかになってしまうということはよくある話なので、先を見ると場合によっては気が滅入ってしまうということがあるでしょう。

 

それでも、野球ならではの魅力・楽しさというのがあるんですが、それはと言うと…。

「間」があるからではないか?

はっ?、となるかも知れませんが、よくよく考えて欲しいのが、他のスポーツで、例えばサッカーはプレーが止まりますか?

選手交代をする、前半戦が終了した、といった時に止まりますが、それ以外は前後半合計で90分という限りがあ李、その中で点数を競うのでずっと動き続けると思います。

 

同じくバレーボールは?

サッカーのように時間制限というよりは、25ポイントという枠組みで試合が進みます。

その間、サーブする時に少しだけ、あとは選手交代やセットが終わったあとくらいでしょうか。

 

野球はというと、

・投手が投げ終わり、次の球を投げるまで
・攻守交代のタイミング
・選手交代
・守る側のタイム
・試合途中のグラウンド整備
・最近ではリプレー検証による試合の中断

といったところでしょうか?

 

この「間」がどんな楽しさをもたらしているのかというと、緊張感(期待感)や一体感になります。

緊張感(期待感)

例えば2−2の同点でランナー1,2塁で一打逆転の可能性の場面で打者は他球団などで実績が豊富な選手に回ってきた。

攻めている側は、

・ここで点を取れば勝てるかも知れない
・◯◯選手、どうか打ってくれ〜
・ここで点数取らないと負けるよw

みたいに心臓バクバクで、ハラハラ感が半端なく、神に祈るかのような心境になるんです。

そんな時に、打者がファールで粘ったり、投手がボール球を投げたりと、直ぐに決着がつかないというのがザラにあります。
(たまったもんじゃないですね。これが面白いのですが、内心早く終われよ〜、となりますw)

 

守っている側からしたら、

・何とか凌いでくれ〜!!
・打たれるなよ!!
・三振しろ〜!!

みたいに、こちらも攻めている側と心境は同じでしょう。

 

この映像を観ていると、投手は投げ終わった後に汗を拭ったり、自分のペースで投球動作に入ったりして急ぐ様子はありません。

決着がつくまでに、時間をじっくり使っていることからも攻めている側、守っている側のファンの緊張感(期待感)を高めていることがわかると思います。

一体感

「間」があることで、周囲の同じファンの人たちと一緒に手拍子や声援、メガホンを叩いたりと応援する機会があり、その一瞬を楽しめるんです。l

撮影した時は、球場で鳴り物を使ったり、声援というのは禁じられていましたが、ホームチームがランナー2塁といった得点圏にランナーが進んだ時に録音したものが流されていました。

よ〜く観ると、鳴り物や声援が禁じられていても、球場に駆けつけたファンの方達は、手拍子やメガフォンを叩いたり、好きな選手のタオルをリズミカルに横に動かしたりして応援していますね。

 

今回は、社会的情勢で出来ておりませんが、音楽に合わせながら動いたり、身振り手振りでリズムをとったりし、喜びも悔しさも分かち合えるので知らない人とでも一体感を生まれるんです。
(もしかして錯覚だったりしてw)

勿論、これは他のスポーツに言えることなのかも知れませんが、野球は「間」が生む独特な緊張感に球場全体の一体感を生んでくれるので、この部分が野球の楽しさなんだと思います。

 

 

 

 

「間」があることで試合の展開は変わる可能性がある

「間」というのは、試合展開が変わる可能性があるんですよね。

例えば、守る側がヒット打たれると点数が入って、同点、逆転の場面においては、ベンチや試合に出ている選手がタイムをとって「間」を取ることが多いです。

その事で、一呼吸置いて投手をはじめ試合に出ている選手の心境を落ち着かせる目的があります。

 

また、選手が試合中に怪我したり、乱闘騒ぎになったり、審判へ抗議したり、といったことが起こることで投手の調子だって変わります。
(リズムが狂ったりして、急に球威が落ちたり、コントロールが効かなくなったり…。)

 

今は、野球に限らずYouTubeなどで色々な方がとても為になる動画を発信されています。

野球に関して言うと、テレビや球場、ライブ配信で観戦しなくても、

・ホームラン集
・珍プレー・好プレー
・試合のハイライト

といった部分的な動画を観て短時間で楽しむと言う方法だってあります。

 

しかし、それ以外にもじっくりと時間はかかりますが野球の魅力を感じられる瞬間が「間」だと思います。

 

最後に:じっくりとその時間・一瞬を楽しめるのが野球の楽しさ

いかがでしたでしょうか?

 

アウトカウント数やイニング数といったところに、攻守の切り替えや試合終了タイミングはありますが、他のスポーツと比較してもマイペースに進んでいるのではないでしょうか?

私は、これが、野球の楽しさに繋がると思っています。

この記事を元に、野球観戦を楽しんでいただけますと嬉しいです!!

 

 

 

 

 

 

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