『まどわされない思考』の学びと感想まとめ。読み応えはありました!

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今回は、2019年アイルランドでベストセラーとなった『まどわされない思考』という本を読んだ感想を書いていこうと思います。

正直、この本は内容からして難しく中々理解しづらい部分もありましたが、今後情報と付き合う中で必要な事が書かれており読み応えがありました。

 

『まどわされない思考』を読んだ理由は?

2020年は、新型ウイルスによる景気悪化や雇用問題など私たちの日常において感情を大きく揺さぶられる、不安になる話題が盛り沢山です。

さらに、今後生きていく上でSNSや人からの情報を多く見聞きする状況が多くあるでしょう。

そんな時、自分で情報を取捨選択したり、自分の軸を持って前進して行く事で自分の時間、自分の人生を生きられると思います。

 

その為には、

・情報に振り回されない方法を知る。
・情報の本質を見抜いて判断できるようにする。
・人が情報に振り回される理由は?

を学ぶ必要があると考え、『まどわされない思考』を手に取る事にしました。

 

学びと感想

【学び】

●情報にまどわされない・振り回されない為には、批判的思考(クリティカルシンキング)で物事を考える事です。

口コミや私を含め人の意見は、操作されていたり受け取り方に間違いがある可能性があるからです。

口コミは、企業がお金を払って他社の商品のレビューを書かせたとの記事がありました。

 

人の意見は、立場や今までの経験などから間違っている可能性だってあります。

それに今では、個人や法人関係なく誰しもが発信できる時代ですので、信頼できるものかどうかを判断していく必要があります。

そんな時に、クリティカルシンキングで物事を判断していく事で、自分で問いを作り考えるので大きな失敗を防ぐ事に繋がると思いました。

 

数字が言いたい事は、前後の文脈から読み取る。

情報を受け取る時に、具体性や説得力を持たせる為に数字を用いられている機会があります。

これは、情報の出所の正しさや個人の利益に直接結びついていないかなどを考える事でその時に役立てる考え方だと思いました。

科学は、絶対に正しいわけではない。

ミスがあったり、嘘の結果に騙されたりという事があるそうです。

その為、データは全体的に見る事が大事なようです。

しかも、驚いた事に「〇〇賞受賞しました!」のような権威ある成果を出せていたとしても、それはあくまで「現在の成果」であって、ドンドン更新されていくとの事です。

ここから言える事は、科学は常に更新されていくという事です。

これは、私たちの考え方にも取り入れる事ができるのではないでしょうか?

新たな考えを常に取り入れ自分自身をアップデート・修正していく事で、やれる仕事、わかる知識が増え自分の身を守ったり、自己成長に繋がります。

 

【感想】

クリティカルシンキングの大切さを学びましたが、批判的に問う事で大きな失敗は減らせるものの考え込む事が多くなってしまい、行動量が少なくなってしまうのではないかと思いました。

ただ、この部分は時間を区切って考え、行動に移すことが出来たら考える事だけで時間を消費したり、無闇に動き続けるという事を回避できるのではないでしょうか?

また、人によっては何もかも批判的に物事を見る・考える事で嫌気が差してくると思いますが、使い分けが大事だと思います。

プライベートでゲームをする時に、

・このゲームをやってどうしたい?
・今この瞬間にゲームに時間を投資して良いのか?

などと考えていては楽しめるところが楽しめなくなってしまいます。

仕事ですと、成果を求められる分、

・この仕事を後回しにして良いのか?
・今の部署が上手く利益を出せているのは何故か?

と分析する事で再現性を持たせられ、次の場面や後輩への指導に役立てることができるでしょう。

全ての日常で取り入れるというよりは、臨機応変に使い分けていく事が良いと思いました。

『まどわされない思考』を読むにあたり注意点

実際に読んでみて、最初に思ったのが、

難しすぎる!

という事です。

(あくまで私の見解ですので、スラスラと読める人はいらっしゃると思います…。)

海外で読まれている、海外の方が書かれた本という事なのか、章の流れが

具体例→結論

という構成になっており、しかも具体例の内容が世界史で出てきそうな人物が登場したり、過去の感染症の話題に触れたりと人によっては難しく読みづらいかもしれません。

 

ただ、その難しさがあるからこそ読み応えを感じました。

もし、時間や心理的に余裕があるのなら章の最後をサラッと読んだ後に章の先頭に戻り読み進めるというやり方が良いかもしれません。

 

まとめ

今回は、『まどわされない思考』を読んだ学びや感想をまとめてみました。

誰しもが公私共に色々な情報に触れる事ができる時代である為、「自分で考える」事がより重要になってきていると思います。

『まどわされない思考』では、「自分で考える」為の考え方が書かれていますので、気になる方は是非読んでみてください!

 

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