【無職】に対する捉え方/一旦、「仕事から離れる」という選択肢も考えて良い

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私は、先が決まっていない中で2024年2月に退職しました。

退職するとなると、社会との関わりがほとんど途絶えますし、収入だって0になります。

こんな選択肢を選べたのは、ある程度貯蓄をし、実家住まい、しかも両親が元気だった、というのが大きいでしょう。

今は、フリーランスや自分で業を興す、といった選択だってできますが、私の性格上、どこかの組織に属す、というのが向いていると思っています。

なので、ここから改めて社会と関わりを持ち仕事をしていこうと思っている中で、『仕事のモヤモヤに効くキャリアブレイクという選択肢 次決めずに辞めてもうまくいく人生戦略』という本に出会うことができましたので、今回はこの本を読んだ感想などについて書いていこうと思います。

 

 

本の内容


引用:Amazon

この本は、タイトルにあるように「キャリアブレイク」という選択肢を取った方がどのように自らの道を歩んでいくのか、ということが描かれた本になります。

キャリアブレイクとは、仕事をする中で一時的に休職したり、離職したりする休憩時間のような期間になります。

キャリアブレイクと取る理由は、介護や育児、旅行など様々になります。

実際にキャリアブレイクを取った方の生活内容や金銭面、さらには転職エージェントや採用側といった働く人が気になるそれぞれの視点で本が描かれていました。

 

この本を手に取った理由

私がこの本を手に取ったのは、簿記2級の勉強をしている頃でした。

当時は、最終出社を終え、有休消化中であり、試験に向けてコワーキングスペースのようなところでがむしゃらに勉強をしていました。

そんな時、近くの本屋さんの前を通った時に『仕事のモヤモヤに効くキャリアブレイクという選択肢 次決めずに辞めてもうまくいく人生戦略』というオレンジ色の本が目に入りました。

(次決めずに辞めちゃダメ)思い込みです

本の表紙に書いてあった言葉です。

私は、これを見た時に「どういうことだ?!、もしかして自分の選択肢は良かったのかな?他の人の考えや生き方を知りたい」と思い購入することにしました。

 

実は、勉強している頃に、この先の働き方、今の自分に対する周囲からの目、仕事をしておらず組織や人に貢献できていない、というのに漠然とモヤモヤというか不安を感じていました。

しかも、仕事は次を決めずに辞めることでその後の仕事が決まりにくい、というのを聞いたことがあり、「辞めても良い」という意見を見聞きすることがなかったので、この本に興味が湧きました。

そこで、ここからは本を読んだことで自分に対して思うことがあったり、また、ブログに書き起こしたいと思ったことがあるので、それらについて書いていこうと思います。

 

 

感想

私と同じように「離職/無職」を選んだ方がいらっしゃるということに安心感を覚えました。

その方達は、仕事から離れた期間を設けたことで、自分自身と向き合い、自分が進みたい道へ歩めているということもあり、「私もこの期間を作ることでどんな人生が作られていのかな?」という前向きな気持ちになりました。

 

今回の「離職/無職」というのは、次に進むための休憩時間のような期間になるので、立ち止まることで自分と向き合うことでそれまで気がつかなかった自分の良さや価値観を知れるんだと思います。

また、働き方や生き方において自分に対して無理が生じすぎない、というのは大事なのかなとも思いました。

無理し過ぎなければ、他のことにも目を向けられ、納得感ある選択を取れると思うからです。

その他に私の中で興味が湧いたり、面白いと思ったことがこちらになります。

<採用担当者>

・転職活動がマッチングだというのは共感した。
⇨能力よりは自社にその人が合うかどうか。
ミスマッチを防ぐ為にも、今の過ごし方をはじめ『理由』の部分を語る必要があると感じた。
⇨離職中の誠実に説明をすること、それでダメならマッチングしなかった、というだけ。
離職は気になるけど、ちゃんと説明すれば問題なさそう。(筆者の意見に共感した)

・採用の時は、上層分の意見、を考慮している模様。
→確かに説明するのには大変だよなー。
年単位の離職は評価が下がる模様。

・(面接などを担当する人より)
キャリア🟰自分の特性や志向を表す鏡
→自分の幸せを知った上で選択できているか?が大事なんじゃないかなと思った。
選択肢が減るかもしれないけど、自分と向き合い自分に合うところを選べたらそれが良い。

 

<転職エージェント>

・ビジネスモデルから考えると、どうしても後回しになる。
企業側もたくさんさばかないといけないから、数を減らす為にもふるい落とすことに。
→「転職市場」だとこうなるよなぁ。ビジネスであり、効率性を求めるだろうから仕方ない。
「合う会社が絞られた」と捉えられると転職活動はやりやすいと感じた。

会社のビジネスモデルを考えると、リスクある人は扱いにくいと思う。
1人採用は、誰をとっても1人である。

・空白期間を作らない、といった趣旨のことを言われるけどそれは社会構造・ビジネスモデルから考えた自分たち(エージェント)の利益を考えた時の話。
それも踏まえ自分の意見を持ち続けるのが大事だと思った。

 

<その他>

・キャリアを仕事だけではなく、人生の一部、プライベートも含めたキャリアだと考えた時に『空白』というのは存在しないと思った。しかも、経験を積むにつれて価値観は変わってくるからそれにあわせて仕事を変えるというのもありかと。

今の自分がこれに当てはまる。
人からの評価の中で生きてしまっているけど、自分はどうしたいのか?を問いかけ、せめて自分だけでも自分が選択したキャリアを肯定したい。

・『無職』という言葉を別の言葉に置き換えられないか?
響きやイメージが悪い。

自分の意志で選択して何かを変えようなどとしているわけだから、自分なりに意味付けできたら良いな。

 

何故無職になったのか?

なぜ私が無職になったのかというと、転職活動と仕事を両立するのが難しいと思ったからです。

<両立が難しいと思った理由>

①性格

・仕事をしているのに転職活動をするのことに罪悪感を感じるかもしれない
・ブラック企業を引かないようにちゃんと面接対策や求人選定をしたい

②仕事

・チームメンバーも辞めようとしているから、いずれ忙しくなる。その状況に出くわしたくない。
転職活動を両立させるのがいづれ難しくなる恐れがある。
・有休は日数が限られているし、仮病などを理由に休むとなるとメンバーに迷惑をかけることに。
・有休を取るにしても、チームで毎日やらないといけない仕事があるから、事前に申告した上で休みたいし、他の人と被ることができない。
・会社に対して諦めを感じていた。

 

仕事と私の性格を組み合わせて考えた時に、どうしても上手くバランスを取るのが難しいと思いました。

最悪、生活はなんとか続けられそうだったので、思い切って離職した上で、勉強したり、自分と向き合った中で納得ある転職活動をやりたいと思ったのです。

私は、今まで仕事はしてきているものの職種が定まっているわけではなく、いづれは1つの職を続けたいと思っていたので、その為に次のキャリアを考える、じっくりと転職活動をする、という期間を作りたかったのでした。

今の自分は、仕事をしていない機関に定義付けするとしたら、「自分と向き合い、納得できる選択をする」ということなのかもしれません。

私が退職した理由を知りたい方は、こちらに目を通してみてください!

 

無職になって感じたこと

これは色々とあります。

・あと1ヶ月、2ヶ月くらいは働いていても良かったかな。
⇨繁忙期に抜けたこともあり、申し訳なさがある。

・お金の面をシュミレーションしておきたかった。
⇨多少は貯蓄はあり、頭の中では「このくらいまでなら持つかな」と思っていたが、最近になってシュミレーションをしたところ意外とギリギリだったw

・両親のありがたみを感じた
⇨話を聞いてくれたり、何も気にせず日常を送れていることがとてもありがたかった。

・とある講座に入れたことで、離職しても、資格試験に落ちてもほどよい緊張感を保てている
⇨生活リズムを変えず、しかも心の中では働いていた感覚と似ているので、勉強や転職活動に向けてやりたいことができている。

・使いたいところにお金を使えることのありがたさ
⇨ジャケットや靴を購入しましたし、あとはコワーキングスペースの契約だってしました。
私の中ではこれらって直ぐに自分を満たしてくれたり、使ったことでその分の見返りがあるわけではないと思いますが、必要だと思ったことにお金を投じられた、しかも収入が入ってこない状況でできたのはお金を使えるありがたみを感じました。

 

その他にも色々とあるので、別記事で書いていこうと思います。

 

 

「食べていければ良い」という考え方

私は、とある方の有料メルマガに登録しています。

その方の発信内容で、「食べていければ良い」という考え方がしっくりきました。

最悪そこに目を向ければ何とかなる。生きていける。生きていければ幸せなことだと思ったんですよね。

行動していれば、生活していれば何かしら感情や欲求の変化が出てくると思いますので、自問自答しながら生活を送る、目の前のことに目を向ける、ことで生きやすくなるのではないかと思います。

 

それにメルマガを読んでいて、自己成長は、自分が向かいたい先に行くために足りないことを補う行為だと思いました。

恋愛したくないなら恋愛に対する自己成長はしなくても良いのです。

 

そのほかで学んだこと

・離職した事実と意味を分けて考えることで、プラスな感情を生める。
→面白くない事実を転機と捉えるか、それともダメージと捉えるか。
→休職という事実をステップと捉えるか、それとも人生が不利になったと捉えるか。

・仕事を休んだからといって、それは目の前の転職とかでは不利に働くかもしれないけど『人生』としてみたらほんの一部の話
→悩んだりして自分と向き合うことで感性が養われる。
走り続けると目の前のことをこなすことばかり考えてしまう。

・何を信じるのか、というのも含め結論を焦らず一歩一歩進むのが良いのかもしれない。

 

正社員と派遣社員などの非正規雇用、どっちがいいんだろう?

本を読んでいて、ふと思ったのがこの2択です。

というのも、正直言うと会社員として給料を増やそう、と言うのは思っていないんですよね。

責任が増えるというのはそれだけ重要な仕事を任されているので、やりがいがあり、自己成長にもなるでしょう。

さらには、給料だって増えるでしょう。

しかし、そこまでして仕事をしたいのか?というとそんなことはない。

 

今は、お金を稼ぐとなると会社員でなくても良いわけで。

また、責任が増えるとそれだけ仕事のことを考えたり、仕事に費やす時間だって増えると思うので自己研鑽の時間だって取りにくかったりすると思います。

 

私は、決して派遣社員などの働き方を否定したり、馬鹿にしたりしたいわけではありません。

特に、派遣社員なら他の現場を経験し、システムを見れたり、人と多く関わったりするため、知見が溜まり、自分が見る世界だって広がると思っています。

ただ、派遣社員は基本的にスポットでの働き方。いつ切られるかわからない。しかも、スキルを売る仕事になると思うので、今の自分には多少難しさがあります。

そういえば、この辺りの話は、それぞれのメリット、デメリットを理解する必要があると思うので、こちらの記事も併せて読んでみると良いかもしれませんね!

最後に:自分が納得できる生き方を選択する

有休消化中から今日まで資格を2つ取り、転職活動の準備を進めています。

もう時期求人選定や応募へと進むことでしょう。

正直言うと、少し休みたいですww

最終出社日の翌日から必死こいて勉強したり、自己分析したりしているので疲れましたねw

 

「ならば休めば良いじゃん!」と思うことでしょう。

しかし、それができない。

止まってしまうと、ここまで積み重ねてきた『感覚』、『緊張感』、『生活リズム』が失われてしまいそうで休むと言う選択肢がとれないでいます。

ただ、休みたいけどやれている、というのは大変だと思いつつ、幸せなことなのかもしれません。

納得できる日々を送るには、葛藤がありつつも今目の前の事実、今生きられていること、というのに感謝することなのかな、と感じています。

 

 

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